2013年12月16日月曜日

関東大会



2013/12/16

関東大会のチェックフライト日。
この日はNHKが朝から生放送に来ており、映らないように隅で準備していた。

一日を通して強風で、上空も荒れていた。GPSの画面によると風速40ktくらいあったようだ。
+1.5くらいのサーマルで回るが、3km流されて120mくらいしか上がらなかったので結局損だった。ちなみに流されてからの帰りは180m高度を失った。


明日からは順調に天気が悪化して水木は雪が降るかもしれない。不毛な日が続きそうだ。

2013/12/17

Jr.が壊れたので朝から大急ぎで修理する羽目になった。
直したのはいいけれどひたすらバッタを繰り返す不毛な日だった。

2013/12/18

天気が悪いので機体を組みすらしなかった。
元気にバッタを繰り返す他校を横目に七輪でネギを焼いて過ごした。

2013/12/19

雨。多分明日も雨。

2013/12/20

雨。

2013/12/21

連日の雨でランウェイは泥沼と化し、凍り付いてスケートリンクになっていた。
水たまりの水を排水する壮絶な重労働の末に午後から飛ばし始めたがトップが400mくらいで不毛だった。
バリオが+を指さないので飛行時間4分。

2013/12/22

北風と沈下が強い日だった。
1040にASW24で出撃するがバリオが+を指さず撃沈。

気を取り直して1140に再度出撃。
近くで見つけたサーマルのトップ650mまで上がるが、流されたので戻るうちに550mになってしまう。
回っている機体の上に入って回ったら怒られて減点されてしまった。
ひたすら風上に次のサーマルを探しに行き、-5を振り切る沈下帯を突破して+2で上がる。
下に見える機体がこのあたりから着陸し始める。生け贄を捧げた効果か760mくらいまで上がった。
条件はしぼむ一方だと思ったので風上に突撃するがランウェイから4km北進したところで沈下帯を突破できず戻る。
その後はランウェイ近くのサーマルが消滅しており着陸してしまった。


向かい風に加え沈下がきつく全然前進できなかったが、この後に離陸したよその機体が風上側6kmの旋回点に到達しており流石だった。

2013/12/23

関東大会最終日。この日は飛ばなかった。
コンバージェンスで一瞬上昇気流ができ、10分と持たずに消滅するため一斉にわらわらと着陸してくるという感じの天気だった。十分高高度に居ないと沈下の時間を耐え切れずに着陸してしまう。

結局条件が悪すぎて1人しか得点者が居なかった。こういう時は獲得した高度で順位がつくのでスタンダードクラス準優勝になった…がこんな不毛な天気の時に大会をしてもまともな競技にならなかったのであまり嬉しくない。

2013年11月21日木曜日

11月合宿

2013/11/21

1130にASK21でチェックフライトに出撃。
離脱後に青屋根でヒットし、500mを超えたあたりから急に風が強くなり流される。
750mまで上がって、上がらなくなってきたので風上に戻っていったら結局離脱高度まで落ちてしまった。30分経ったので次に交代して降りる。

その後はASW24に乗ったが全然サーマルに当たらなかった。滑空場の遠くにはいい雲ができているというのに近くは沈下ばかりで不毛な日であった。

2013/11/22

1300にASW24で出撃。勘に従ってランウェイ上空で回ったが撃沈して終わり。後500m前進してたら上がれたようだ。
次の人に交代したらコンバージェンスで爆上がりしていてうらやましかった。

2013/11/23

9時頃からコンバージェンスの影響で結構上昇風があり、デュオディスカスが遠出していた。すぐ行きたかったが教官が渋滞にはまって来られず。
結局ピストチェンジを挟み、1200にASW24で出撃。
近くに野焼きがあったので行くが+0.3で非常に弱く、流されて次のサーマルに行く。
+1くらいで上がる奴だったがそのうち滑走路の直上に来てしまい邪魔なのでどいたら次がなくて撃沈。
日射が弱く大きめの熱源でも1m/s程度のサーマルしかない。コンバージェンスが都合良く近くにないとちっとも遠出できないので運ゲーである。

2013/11/24

天気は順調に悪くなっており朝から高層雲が見えた。
せっかく組んだので一応ASW24で飛んだがどこにも上昇風がないので旋回失速をやって降りた。60度バンクで速度を抜いていくのだがフルラダーを踏まない限りスピンには入らず、バフェットして勝手に回復した。
6月以来ろくにW24に乗っていなかったがちょっとは慣れてきた気がする。

2013/11/27

せっかく機体を組んだので一応飛んだがフォワードスリップの練習をしただけだった。
この日で合宿は終わり。全くもって運が悪く、不毛な日々であった。

2013年11月5日火曜日

耐空検査

2013/11/04








クラブのSZD-51-1 JuniorとASW24の耐空検査整備をした。

Juniorのメンテナンスマニュアルはポーランド語を英語訳したものなのだが、わかりにくい訳がされており解読に苦労した。
挿絵も下手くそでメインギアのブレーキの構造などさっぱりわからない。

水平尾翼のエレベータ取り付け部付近リブ?に何故かクラックが入っており修理するなどした。何であんな所にクラックが入るんだろう?

ASW24は塗装がボロボロだが内部は問題なく、塗り直す金が貯まるまでは使えそうで安心だ。


















Junior胴体の登録記号がかすれていたので塗りなおした。このフォントはジュニアでしか見たことがないが東欧特有なんだろうか。

2013/11/16

耐空検査員を呼んで耐空検査をした。
耐空検査書類はネ申Excel仕事の結晶のようなもので、様式にうるさいのでとても面倒くさい。
(ネ申Excelについてはこちら→pdf

事前に書類をPDFで送っていたのだが印刷してみると案の定山ほど様式にミスが見つかり、最初から手書きのほうが早いんじゃないかと思いつつ慌てて直したりした。
伝統的に書類というのはファイルに挟むことで完成するので、正式には穴を開けて閉じないといけないらしい。一枚ずつクリアファイルに挟むのは誤り。

Juniorの塗装が乾いていたが、水性スプレーなので塗膜が弱く爪で取れてしまう…

2013年10月30日水曜日

IGCファイルの解析

最近大会でGPSが使われだしたが、採点作業がやたら大変だった。
なのでC言語の勉強のついでにIGCファイルを解析するプログラムを書いてみることにした。
六大戦のGPSトラックもたくさんあるし、流行のビッグデータという奴だ。

IGCファイルの構造


ALXNNM9FLIGHT:1HFDTE130913HFFXA015HFPLTPILOTINCHARGE:MASAHIRO_HIBIHFGTYGLIDERTYPE:SZD_51HFGIDGLIDERID:JA2492HFDTM100GPSDATUM:WGS-1984HFRFWFIRMWAREVERSION:1.8HFRHWHARDWAREVERSION:2.2HFFTYFRTYPE:LXNAVIGATION,LX_Colibri_IIHFGPS:GlobalTopPA6B,66ch,max18000mHFPRSPRESSALTSENSOR:INTERSEMA,MS5607,max8000mHFCIDCOMPETITIONID:UTHFCCLCOMPETITIONCLASS:STANDARDI023638FXA3941ENLC1309130119451309130001-2C0000000N00000000EC0000000N00000000EF013052112306031619221307270118LLXNORIGIN0126163612972N13924756EB0126163612972N13924756EA-000900027006032B0126313612972N13924756EA-000900027006032B0126463612972N13924756EA-000900027006032B0127013612972N13924756EA-000900027006032B0127163612972N13924756EA-000900027006032........

実際にIGCファイルを開くとこのようになっている。
最初はパイロットや機体の情報等が載っている。
重要なのはBから始まる行で、Bから始まる行はフライトのログである。
コンマを入れてデータごとに区切る。

B,012716,3612972N,13924756E,A,-0009,00027,006032

B :フライトログの行であることを示す
012716 :UTCで01時27分16秒
3612972N :北緯36度12.972分
13924756E :東経139度24.756分
A :正しく高度が記録されていることを示す
-0009 :気圧高度
00027 :GPS高度

このフォーマットに従って行ごとに1つのプロットが記録される。読み出しは一行ごとに行い、分割してデータを取り出すことになる。

距離計算

GPSロガーはWGS84地球楕円体を用いた緯度経度を記録しているので、簡便に球座標で済まそうとすると誤差が避けられない。
計算した結果100m未満程度の違いが出るが問題になるほどではないので簡単な球座標を使うことにする。

計算式

同じページに方位計算式も載っているが、進路の方位を計算するには誤差が大きすぎて使えなさそうだ。

高度

気圧高度計の高度を使うので当然地上気圧に左右される。
大会でよく使われているのが離陸直前の高度を使って補正する方法なのでプロットの高度差分が一定値を超えたら離陸とし、その前の高度を地上高度とみなし離陸地点の標高を使って補正する。

聞く所によると昔、離脱後即旋回点に突撃して地面効果を使って帰ってくるようなフライトがあったため大会では最低高度が規定されている。滑空場上空100mから起算して1km当たり40mのすり鉢を割っていないかも判定する。

空域判定

いつも飛んでいる妻沼滑空場は、フライトプランを出さない場合の9km半径の空域だけでなく、(大会では)上限高度と飛行区域が定められている。普通はライセンスを持っている人はVFRで飛べば良い。

円が9km、A空域は上限4500FT、B空域は3500FT

普通の大会では面倒なのでフライトプランを出さない9km圏内のフライトがメインである。なのでAB空域かつ9km以内にプロットがないか、主に滑空場南西側を確認すれば良い。
空域判定アルゴリズムはエリアの外の点からプロットに引いた線分とエリア境界の交点の数で判定する。奇数ならエリア内、偶数ならエリア外なので判定ができる。

写真判定をしていた時代の名残からか旋回点クリア高度も決められている。
旋回点セクター内で600mを切ったら減点がつくことになっている。
これも同じようなアルゴリズムで判定する。今は90度の扇型だが将来は半径1kmのシリンダーになるらしい。

サーマル旋回の検出

一分の間300mの範囲内にとどまっていたら旋回しているものと見なすことにする。
一分ごとの位置と高度がわかるので、差分を取って旋回開始高度と終了高度を検出する。
これを利用して平均上昇率や風向風速を推定することができる。

GoogleMapで表示

このウェブサイトでアップロードして表示できる。
http://ctateha.webcrow.jp/work/igcparse/index.html

2013年10月6日日曜日

板倉滑空場

2013/10/06

板倉滑空場に行って来た。

土曜は一日雨で、日曜も曇り時々雨予報だったが雨はふらなかった。
到着した頃には雲底が1000FT程度で、昼過ぎまで待っていると雲が減ってきてなんとか2000FTくらいまで飛べるようにはなったのでTwin2で出発。

雲の切れ間を縫って曳航され、2000FTで離脱した後は教官の説明を聞きながら遊覧飛行。
さすがにオーバーキャストなので日射がしょぼく、わずかに日差しが指しているところでも2~4ktが半周程度とダメだった。
初めてのTwin2で速度計とバリオはノットだし高度はフィートだし舵はやたら重いし変だった。
80km・30度バンクくらいでバフェットするのでよくわからない。ダイブブレーキのレバーが見た目の2倍くらい引けてびっくりした。

教官に誘われて、最初はアウトランディングの下見気分で行ったのだが…
2000FTで離脱した20分のフライトで13000円以上も請求されて損な気がしたので入会してきた。会員価格は約半額なのである。
悪質な勧誘に引っかかった気がするが、一日索付けとか翼端とかをすると1発タダになるらしいのでこれから通おうと思う。
とりあえずクラブ機で滞空すると凄いことになるのは覚えた。(100円/分)


2013年9月26日木曜日

最良滑空速度 Speed-to-fly



愛読書クロスカントリーソアリングの最良滑空速度の章では数学的にポーラーカーブを解析し、最良滑空速度が考察されている。

クラブの機体はマクレディリングに書いてある翼面荷重がどう考えても重すぎるので、Excelを使ってSZD-51-1とASW24の正しい最良滑空速度表を作ってみた。

下の手順通りにやればどの機体でも作れるはずだ。

1.ポーラーカーブの入手

クラブのwikiに飛行規定のポーラーカーブを印刷して定規で測ってExcel化した資料があったので使った。ない場合は同じ事をする必要がある…と思う。

翼面荷重はパイロット重量などによって変わるので、翼面荷重比の平方根を沈下率にかけて補正する。

2.近似曲線を引き、接点を求める

ポーラーカーブを適切な曲線で近似して接線を考える。

Ws:沈下率  V:対気速度  a b c d e:定数 とおく。

2次で近似するのであれば、

Ws = aV^2 + bV + c

3次で近似するのであれば、

Ws = d/V + eV^3

a~eの定数は巡航速度のあたりでうまくフィットするように選ぶ。

2次のほうが楽なのだが、どうしてもうまく合わない速度域がある。Jr.のような遅い機体なら実用上問題ないのだが、24だと3次で近似する必要があるかもしれない。

ASW24 青:元データ 赤:2次近似 緑:3次近似

イマイチフィットしないのだが170キロ以上出すような条件はあんまりないので問題無いだろう。

微分して接線を求める。3次になるとまともに解くのが辛いのでゴールシークで解く。
接線とy軸(沈下率の軸)との交点が0.5m/s刻みで1~7m/sになるような13本の接線を引き、それぞれの接点を求める。

3.最良滑空速度表を作る



接点を求め、近似式により沈下率を計算し最良滑空速度表を作る。
例としてマクレディ1の時を解説する。

交点1の時の速度は129.087278、沈下は-1.0237291なので右の表の一番上に記入する。
次の行には速度140.863464を記入する。(交点)-(マクレディ) = 1.5 - 1 = 0.5なので大気の沈下率は-0.5である。沈下-1.2299439に大気の沈下率-0.5を足し記入する。
次の行には速度151.172072を記入する。(交点)-(マクレディ) = 2 - 1 = 1なので大気の沈下率は-1である。沈下-1.4472163に大気の沈下率-1を足し記入する。

これを繰り返して、表の沈下率が-5程度まで作れば完成。

マクレディリングもこの表があれば作れるが円形に数字を配置するスキルがないので綺麗に作れなさそうだ。

4.使い方

マクレディ値を決め、決めた値の表を見てバリオの指示値に最も近い速度にセットする。
速度が変化するとバリオ指示値も変化するので再度速度セットし直す。
だいたい合ったら最良滑空速度である。

マクレディ値はサーマルを離脱するときの上昇率(終期上昇率)にセットし、離脱した次のサーマルはマクレディ値以下だったら旋回しないで通過する。
終期上昇率=初期上昇率を守ることで、マクレディ理論的に最速で飛ぶことが出来る。
トップが高ければマクレディ値を上げ、あんまりトップから離れてしまうようなら下げて飛行中に条件に応じて変えていく必要がある。

参考にしたサイト http://interessante.blog12.fc2.com/blog-entry-26.html

2013年9月9日月曜日

東京六大学戦

2013年9月9日


野球じゃなくてグライダーの六大戦が始まった。
昨日までは雨だったので、今日が実質競技初日でとてもいい天気だった。
天気図を見るに数日は好条件が続きそうだ。

1118にJr.で出撃。
積雲が広がっていたが新しい雲は見られず、日射を遮るだけの邪魔者になっていた。
まずは離脱高度が420mなので近場で探し回るがいまいちぱっとしない。
そうこうしているうちに近くの機体は東大のASW24とJr.以外全滅してしまった。
仕方なく+0.1のサーマルでだらだら回って待っているとどこかのASK21が回っているのを発見。
近くによって行く途中で運良く+2をヒットしひたすら上がった。
下に寄ってきたASW24はなぜか上がらないようで、ブレイクするとついてきた。

第一旋回点を余裕の高度でクリア。六大戦はGPS判定で1m単位で採点されるので旋回点最低高度をぎりぎりでクリアすると減点されてしまうことがある。
夏の第一旋回点周りは水田が広がっており、広大な沈下帯と化しているためまた500mまで落とされてしまう。
またうろうろしつつ、しょぼいサーマルで回っていると+3にぶち当たる。第一旋回点周りとは違って第二旋回点周りは強いサーマルが林立しており、もっと早く突っ込んでおけば良かった。
第二旋回点も余裕の高度でクリアし、速度を出してゴールした。いくら急いでも150km以上出すとセスナ並みのL/DになってしまうのでやはりJr.は遅い。

本日の成績 0+46 個人5位
GPSログ


9月10日


高層に朝から雲が広がっておりかなり邪魔だった。

1125にJr.で出撃。
すぐ前に離陸した東大のASW24が近くで回っているので迷わず下に行くが、450mでなくなってしまい2機ともブレイク。
次はASK21がよく回っていたところに突撃して+2で上がり700mでブレイク。
第一旋回点に行くASK21について行ったが高度が足りないので旋回点手前で回っているASW24とDiscusの下に入る。
ルール上同高度ガグルは2機までなのだが、性能差でJr.の方が早く上がってしまうので追いつかないように調整しつつだらだら回る。780mでブレイクし第一旋回点をクリアした。

DiscusとASW24を見失ってしまったので今度はASK23とASK21が回っているところに突撃し700mでブレイク。
第二旋回点に直行するが、高層の雲のせいで日陰が広がっており道中逃げ帰る機体や低高度で撃沈する機体が進路に多数見え途中でコース変更。
日清シスコ妻沼工場の上に行き、ココナッツサブレの香りの中+1.5で上がる。
650mでブレイクし三洋の工業団地でまた750mまで上げ、第二旋回点をクリアしてゴールした。

本日の成績 0+49 本日までの合計成績 個人4位
GPSログ


9月11日


前日にウェザー当番だったので適当に南風&曇り予報を出していたらなんと起きたら雨。しかも風も北風。
割としっかり降っていたが妻沼の晴れ率を信じて昼から競技開始になった。
所々雲の切れ目から差し込む日差しだけが頼りで、他の場所は全くサーマルがなく大変だった。
1230にJr.で出撃するがさすがに無理でバッタ。こんな天気でもよそのdiscusは浮いてて流石だった。

気を取り直してJr.で1400に出撃。
ウインチマンがへたくそでそこそこ風が吹いているのに400mしか離脱がとれなかったが近くで600mまで上げる。
わずかに日差しがあるところに全機体が群がっており、7機くらいのガグルになっていた。
怒られないことを信じて何とかねじ込み回るが、同高度に4機もいて多すぎて中々上がれない。600mで頭打ちになってしまい、他が抜けることを期待して回る。東大のASW24も一緒に下で回っていた。
何機かガグルを抜け他の地点に行ったので回りながら観察していたが、富士重工の工業団地に行った奴が上がるようだったので向かう。ASW24もついてきた。
だが日差しが弱いせいでサーマルまで弱く、600m付近で上下を繰り返す。下のASW24は逃げ帰ってしまった。
不毛なことをしているうちに近くに日差しの当たっている住宅地を発見。上に向かうと期待通り+2で上がり、900m位まで上げて第一旋回点をクリアした。ASW24がランディングする無線が聞こえたので他の機体を探すが全滅していた。
旋回点で旋回し振り返ってみると、もうほぼ全天雲で覆われており、照らされているのがさっきの住宅地と第二旋回点付近だけという惨状。とりあえずさっきのサーマルに逃げ帰り上げ直す。
どうするか真剣に悩んだがどこも日射がない以上第二旋回点まで突っ切る以外ないので950mまで上げきって突撃。
なんとか第二旋回点まで来たが高度が30m位足りない。だが日射が当たっていただけあってサーマルをつかむことに成功。ぎりぎりで第二旋回点をクリアしゴールした。

本日の成績 1+10 本日までの成績 個人3位
GPSログ

ネジが緩んでカメラが横を向き顔ばっか写ってしまった

9月12日


昨日と一転してブルーサーマルの競技開始になった。昼頃から積雲が出始め、14時にはそこら中で強いサーマルが出来ていたようだ。

1051にJr.で出撃。
近くで上げていると先に離陸したdiscusが寄ってくる。一緒に回って600mでブレイク。
3km位先の工業団地に移動し回っているとさっきのdiscusが来る。相手の方がうまいので合わせているとよく上がった。
600mでやはり頭打ちになるが、discusが旋回点に突撃していくのでついて行く。セクターに入ってしまうと高度違反で減点を食らってしまうので直前でコースを変え、第一旋回点前で回る。
結局例のdiscusも入ってきて、その後も東大のASW24や他のLS4、discusやらが入ってきた。
サーマルがやたら広いのでてんでばらばらに回っていて後で怒られた。
第一旋回点をスタンダード機連中と同時にクリアしたが、性能の違いでそのままついて行けないのでその後は別のルートを行く。
途中でガグルにねじ込もうとして怒られて入れなかったりして低くなったので滑走路横で上げ直す。

だが例によって後に離陸した機体が全滅しており次のサーマルの見当がつかない。
第二旋回点クリア無線が続々入っているので旋回点付近はよく上がるに違いないと信じて突撃する。すり鉢ぎりぎりになってしまったが+2をヒットし回っているとスタンダード機連中が旋回点をクリアするのが見えたので、ほぼ同時にクリアしてゴールした。

スタンダード機に追いつけたので割と満足。Jr.はすぐ高度を稼げるので風さえ弱ければ飛行速度は大して変わらないようだ。

本日の成績 0+51 本日までの成績 個人3位
GPSログ


9月13日


前日のウェザーではオーバーキャストとか予報されていたが全然違った。
朝からボコスカ積雲が出ており、ランウェイ付近にも山ほどできていた。
くじ引きで1番になったので1030にJr.で出撃。

運良くほぼ全ての積雲が成長中でどこ行っても上がった。
雲底は600mないので450~600mくらいをクルーズバンドにして第一旋回点まで行く。
600mないと第一旋回点クリアできないので手前で回っていると次に来たdiscusが入ってきた。
だがこちらの高度も600mでサーマルトップなのでサーマルが弱すぎてうまくガグルが組めず逃げ帰ってしまった。
750mまで上がったので旋回点をクリア。550~700mをクルーズバンドにしてまた巡航する。
順調に第二旋回点をクリアしてゴールした。最初のdiscusもほぼ同じ経路を通りすぐ後にゴール。

今日もスタンダード機を抜けて満足。久々の積雲コンディションで楽しかった。

本日の成績 0+41 本日までの成績 個人2位
GPSログ

9月14日


高気圧が抜け、台風が接近してきた。朝から半分くらい高層を雲が覆っており、日射が弱かった。
常に日射不足でサーマルは弱くトップは低く沈下は強く、出発してしばらくすると条件がしぼみ、沈下に叩かれて全機体が着陸するという不毛な日だった。
ランウェイ3本しかないのに8機くらい一斉に着陸するので割とグラウンドクルーが悲惨だった。
運良く朝のごく限られた時間帯に出撃した選手が得点していたが自分は全然上がれなかった。
20分×4発も飛んで疲れたので次の選手に交代して降りた。

朝日新聞デジタルの記事
昼過ぎに空中衝突事故が発生。大会はそのまま終わってしまった。
幸いにしてけが人は出なかったが身につまされる思いである。

この影響で事故チームが棄権。3位だった個人順位が繰り上げになり優勝してしまった。
何だかなぁと言う気持ちだが連日得点を続けていたこともあるし優勝は優勝として素直に喜びたい。

昨年と違って今年の六大戦は最終日以外は毎日周回できるくらい条件が良かった。風が弱いこと、タスクが短いこと、得点のハンディキャップ係数がJr.のような遅い古い機体に有利に働き高得点を取ることが出来た。

これだけ得点できた理由は、視野が広くなったのが大きいと思う。教官が散々視野視野といっていたのがピンと来ていなかったが、この前関宿でATソロに出たときに急に視界が開けた感じがして水平線も曳航機も計器も視線を動かさずに全部一度に見られるようになった。
飛行中は血眼で他機を探し情報を収集して常に先読みを心がけていた。次のサーマルはどこに行くかだけでなく、その次は、そのまた次はどうするか、どこで何m上げて次に行くかを計算していた。
同高度のガグルもしょっちゅうだったので、相手を注視して視線は上を向いたままセンタリングすることも慣れ親しんだJr.なら難しくなかった。

2013年8月25日日曜日

関宿滑空場とGoPro

2013/08/24



関宿滑空場でATソロに出ました。
曳航機が1機しかないのにグライダーが9機もあり、ほとんどが複座機で離着陸を繰り返すためディズニーランド並に待ち時間が長い日でした。
降りたら2時間待ちという大混雑の中やっと順番が来たのが17時で、大気は極めて静穏でソロ向きでした。
ふよふよと漂いつつ、野焼きがあったので行きましたが0.1でしか上がらず。まあ無理ですね。

ATも同乗で6発乗ったのでさすがに慣れ、周囲を見る余裕ができると同時に視野が大きく広がりました。
教官が口を酸っぱくして「広い視野を持て」と言っていましたが出来るようになってどれほど視野が大事かわかりました。

GoPro HERO3を買ったので撮影しました。ヘッドマウントして撮ったのですがキャノピーにぶつけて傷をつけてしまいました…
今度はこんな感じで一脚を使ってみようと思います。


HERO3の最大の利点はタブレット等でプレビューが見られることです。
設定変更もタブレット等からできるのでものすごく使いやすくなりました。
画角も広く、フルHDだと最強に画質が良いです。どうせサイズを小さくしてエンコードするので大して関係ないのですが。
小型化の弊害でバッテリーが小さくなっており、2時間しか使えませんがフルHD画質で1時間8GBも容量を食うのでそこまで問題ではないです。

2013年8月7日水曜日

8月合宿

Day1

曇りがちで割と涼しい日だった。
昼頃から雨がぱらつきだし、夕方からずっと雨が降っていた。
ASK21でチェックフライトを1発。

Day2

妻沼付近だけブルーで、とてつもなく暑かった。
あまりの暑さにASW24のメインピンが膨張して入らず、冷凍庫で冷やさないと機体が組めなかった。
大騒ぎの末やっと機体を組み1200に出撃。
1100過ぎから粘っている機体も見えたがトップが低く旋回点にたどり着く機体はいなかった。
350mで離脱しまっすぐに回っている機体の下に向かうがサーマルが弱く中々上がらない。
弱いサーマルが林立しているためうろうろしながら250~350mを上下していると水門上空でヒットしAvg1.3くらいで650mまで上がる。
その後850mまで上げ旋回点に向かい下限ぎりぎりでクリア。
だが帰り道はサーマルが見つからないまま滑走路に近くなってきたところでタイムアップ。
1+03
GPSログ

2Lのペットボトルを持って乗ったのだが、半分くらい飲んでしまった。それでも暑さと脱水からだんだんぼんやりしてきて足もしびれて危なかった。

Day3

NOAAでスタビリティDだったので期待していなかったが、やはり朝から高層雲で日射が遮られがちで昼まではあまり暑くならなかった。
昨日の反省からメインピンを冷凍したため一瞬でASW24が組めたが、トップが400mくらいで粘れはするものの全然移動できないようだった。結局12時過ぎまで放置していた。
13時過ぎに出撃するが離脱300mだったので近場のサーマルを探し回るがないものはなく撃沈。3km先に回っている機体があるのだが高度がないため全く届かなかった。
昨日と同じく12時過ぎの一瞬に出撃した機体だけ周回できるくらい高度を稼げたようだ。

Day4

大会に備えてひたすらJuniorに乗った。

どう見ても無理そうな中11時に出撃したが案の定1発目と2発目は上がれるほどのサーマルを見つけられずゆっくり降りただけ。
3回めの出撃のあたりになってサーマルがまとまってきたが、トップが400mしかない上にやたら機体が多くどこのサーマルも3機程度のガグルになっていた。
400mで離脱してまっすぐに3機のガグルに突撃するがさすがに高度が近すぎて入れず、サーマルの周囲の沈下帯をゆる~く旋回しながら高度差を付けて入った。
回っているうちに4機が近い高度になったため東大のASK21が2機どいてASW24とガグルを組んでいた。
しょぼいサーマルなのですぐASW24を追い越して上がったが、500mくらいで頭打ちになり2機ともブレイク。
旋回点に向かうがサーマルは皆無と言っていいほどで結局2機とも元の場所に逃げ帰る。
今度はJuniorとASW24とどこかのASK21とLS8で、高度が近い上に機体性能がバラバラすぎて大変だった。
トップが低くなっており、400~450mを上下しながらこれをトップが上がるまで続けるのかとウンザリしているとサーマルが消えてしまった。
ブレイクするASW24に付いて行こうか一瞬迷ったが高度が低いのでランウェイ近くに戻って上げなおそうと思った。だが更にトップが低くなっているというか一帯が沈下に変わっており逃げられず撃沈。

この後は選手交代して後輩が飛んでいたがトップは結局500m程度から上がらず誰も得点しなかった。

夏の妻沼はランウェイ北側が上がり、南側はサーマル皆無という法則通りの日だったようだ。田んぼに水が入り、一面沈下になっているのも辛い。

  • 熊谷が高温となるのは、海風に乗り北上してくる東京都心のヒートアイランド現象により暖められた熱風と、フェーン現象によって暖められた秩父山地からの熱風が、一般的に日中の最高気温となる午後2時過ぎに同市の上空付近で交差するためだと考えられており、「熱風の交差点」と呼ばれることもある。
ほんまかいな。



8月合宿の飛行時間 2+27
単座機は4日間で4時間程度しか飛んでおらず、つまらない合宿だった。

2013年7月9日火曜日

関宿滑空場

2013/07/06


関宿滑空場に飛びに行ってきました。
普段はWTばかりなのでATの練習です。

気温34度、風速10~20KTという天気で、地上ではあまり暑くなかったものの…
キャノピーを閉めて風が入らなくなると滝のように汗が出てきます。
30分飛んだだけなのに上体から流れ落ちる汗でズボンの色が変わってしまいました。
これからの時期は水を忘れたら致命的ですね。

暑いだけにサーマルも多数、強風だけに乱流まみれと大変な条件でした。
ATの練習には良かった気がします。
低空ではたくさんあったサーマルも強風で壊され使えるものは殆ど残っていませんでした。

関宿のASK21はオーディオバリオがないのでCOLIBRIを持って行きましたが、両面テープで計器盤に貼ったらすぐ取れてしまい使えませんでした。
この機体は東大のASW24より明らかにバリオの反応が早くて羨ましいです。

2013年5月25日土曜日

5月合宿

Day 1


予報では一日中曇りで気温も上がらずとほとんど期待していなかったが…
高層を雲が一面覆っているものの10時から積雲が発生し、すぐに高層の雲も晴れいいソアリング日和になった。

タスクは妻沼→千代田→給水塔→妻沼の△24kmコース。
1230にJuniorで出撃。単座機乗りが増えて順番が混んでいるため30分で降りることになっていた。
8分で750m(空域上限)まで上げ旋回点にまっすぐ突撃するもL/Dが思ったより悪く、当てにしていた旋回点付近のサーマルもなく旋回点最低高度を割ってしまう。

1300に再度Juniorで出撃。離脱後沈下にたたかれ220mまで落ちるが、さんざん粘った末に+3をヒットしただひたすらに上がった。
500mを超えたあたりから+5を振り切るようになり、全周+3~+5で上がるという素晴らしいサーマルだった。
1050mまで上げて移動し出発から30分で千代田クリアしたが、やはり順番が混んでいるため高度処理して着陸。自分の機体が欲しい…

本日の飛行時間 1+40

Day 2


ASW24で出撃するが全く上がれなかった。
その上Juniorのタイヤがパンクして飛べなくなってしまった。
ASW24の定時点検が無事終わったのだけが成果。

Day 3


8時からボコスカ積雲ができており、1030に出発した同期がASW24で五時間滞空していた。
1600にASW24で出撃。沈下が弱く、弱いサーマルが広がっていたので速度を抜いて緩旋回を続ける。
高度計が400mから全く動かないまま20分くらい回っていると良くなってきて+2を指すようになる。
1000m以上に何機かいたので期待していたが650mで頭打ちだった。
旋回点に向かうが時すでに遅く、撤収時間が来てしまったので帰る。
0+51
GPSログ

Day 4


1400にASW24で出撃。強風の中強いサーマルがたくさん発生しており、コアの周りはド沈下という状況だった。
サーマルを見つけてもすぐに弾かれてしまい周りの沈下で高度を失う間にサーマルに置いて行かれということを繰り返すうちに着陸。
コアの位置はわかるのだが旋回中心を急に移す技術がなくさっぱりサーマルコアに入れなかった。

フライトの方はさっぱりだったが、待望の新GPSが届いて早速使った。
液晶がとても明るく、視認性が良いがバッテリーがすぐ切れるので外部電源の配置に悩みそうだ。
粗暴な航空部員が扱うだけに収納ケースも揃えなくては…


Day 5

雨。
パンクしたJr.のテールギアチューブを大利根飛行場まで買いに行った。往復で8時間かかった…
タンデム複座木造モグラのRF-5が美しかった。


Day 6

雨。
Jr.のテールギアチューブを交換し組み付けた。
COLIBRI2の収納ケースを作った。


Day 7

0930から離脱後に十分到達できる範囲に積雲が出ており、ASK21が上がっていた。
急いでJr.の始業点検を終わらせ出撃するも条件の浮き沈みの移り変わりが早く、沈下にハマり着陸。
その後次第に積雲が遠ざかりブルーサーマルの条件になった。
1200頃に再出撃し、第一旋回点をクリアする。
しかし旋回点まで来た経路を戻ったつもりが少しずれていたのか、沈下にハマり5km進むうちに500m失高してしまう。上げなおそうと頑張るが一旦高度が下がるとなかなかサーマルを探せず着陸。
Juniorは低速域の性能がよく、とても良くサーマルで上がる反面高速性能が極めて悪く、沈下帯を突破してとなりの上昇風帯で高度を上げ直すことが難しい。良い経路を選んで巡航しないとすぐ高度を失ってしまう。


Day 8



1030にASW24で出撃。都合よくランウェイ近くで沢山野焼きをしており、離脱後すぐに+2程度で上がる。
旋回点に向けて巡航開始するが、上昇風帯と沈下帯がはっきりしているのに沈下帯を斜めに横切るなどミスが多くやたら時間がかかってしまった。
ウロウロする間に多々良沼のあたりまで行ってしまい、30分以上かかって第一旋回点をクリア。その後第二旋回点に直行する途中で+2をヒットし回る。途中からavg+3であがり、1350mまで上げて200km以上出して第二旋回点をクリアしゴールした。
高速だとエレベータがよく効くので、よそ見している時にうっかり操縦桿を押してしまい荷物室の中にしまっていた鉛蓄電池が吹き飛んできて痛かった。次からはモバイルブースターを使おうと思う。
地上の気圧が急激に下がったため高度計がかなりずれており低空進入してしまった。
降りた頃にはもう高層を雲が全面覆い、楽しい時間は終わってしまったようだ。

OLCにあげてみた

2013年5月9日木曜日

ハンググライダー




ハンググライダーの体験飛行に行ってきました。

最近のハンググライダーは性能がどんどん上がって、L/D 20の機体もあると聞いて前から気になっていました。
今日乗った機体はL/D 8くらいの頑丈で扱いやすい初級機で最小沈下速度は30km足らずですが、サーマルでぐんぐん上がるのでサーマルを乗り継いで20分で2kmくらい移動して、上がらないところを探して着陸しました。

バリオメーターはトータルエナジー式ではないので、体に感じるGと風切り音を頼りに飛びました。腹ばいの姿勢なのでサーマルに突き上げられる感じがよくわかります。体で風を感じ、畑のサーマルから立ち上る肥料の臭いに包まれるハングは凄くふわふわした飛び心地です。

一緒に行った友人がGoProを持って行ったのですが、GoPro持ち込んだ奴は初めてだと笑われました。彼の番の時はサーマルが弱すぎて5分で降りたので(バッタではなくぶっ飛びというらしい)僕の順番の時に動画を撮っていれば良かったです…

気になっていた固定翼の高性能機が180万くらいと聞いたので、維持費的にも自分のグライダーを所有するよりは現実的です。そもそも実家に帰らないとハウトレを停める場所も車もありません。
すぐに遠くまでいけるほど上達するかはよくわかりませんが、航空部が暇になったらスクールに入ってハングを始めてみようと思います。

2013年4月23日火曜日

4月合宿

2013/04/23

条件爆発だった(らしい)22日の翌日は高気圧後面で昼過ぎから一面高層雲に覆われる。
さっぱり上がらないため単座機は地上で暇していた。宿当をして過ごす。
明日は雨で、木曜金曜あたりにまた条件が出そうで楽しみである。

移動性高気圧について参考になりそうな記事

goo天気より天気図

2013/04/24

雨。

2013/04/25

雨が上がり晴れたが前線性の高層雲が日射を遮りがちだった。
日射が出ている間はバリオが+2~3を指すこともよくあるが、サーマルがまとまりきるまえに雲が広がってしまうことも多かった。

ASK21でチェックフライトの後SZD-51-1で出撃。強風の中300~400mを上がり下がりするが粘れきれず撃沈。ピストチェンジの後ASW24で出撃したがタイミングが悪く(着陸して少しすると雲が晴れてきて悔しかった)ほとんどゲインできず着陸。

その後は高層雲が晴れ、日射が出てサーマルもそれなりにまとまりトップ900mくらいにはなったようだ。












goo天気より天気図
このまま高気圧が進んでくると寒気が到来するので週末の好条件が予想される。

明日は気圧の谷が上空を通過するタイミングで暴風の予報が出ている。
BLIPMAP情報では15時から20KT以上となっているので心配だ…

2013/04/26

TAFによると11時からサンダーストームということでASW24は組まなかった。
朝から盛大に層積雲が発達し、10時頃には妻沼近辺はブルーになったもののその後もやり過ぎなくらい積雲ができまくり、日射を隠しがちだった。
12時頃から真っ黒な雲が南北に見られ、北から迫ってきたこの前線を使ってSZD-51-1が××mまで上がり積雲下のソアリングを楽しんでいた。(降りてしまって交代したら浮いたので非常に悔しい)
13時頃に前線が滑空場上空に到達し、落雷の中急いで着陸させたが猛烈な大粒の雨で悲惨な目に遭った。
その後も晴れと雨を繰り返したので撤収。風は心配するほどでもなかった。












明日はBLIPMAP予報によると8000FTになっているので銀章獲得高度を狙いにいけそうだ。

2013/04/27

朝から20KTの強風が吹き続けた。
フライトプランを入れ10時にSZD-51-1で出発したが、バブル状のサーマルでは上がるより早く流されてしまい高度を得ることができなかった。
低空ではブロークンなサーマルと、バリオを振り切るほどの沈下がそこら中に発生しておりウイングドロップが頻発した。その後あまりにも風が強いため待機。コンスタントに30KT吹くときもあった。

15時過ぎに風が弱まって15KT程になったのでASW24で再出撃。
風が弱まったのは地上付近だけで上空は相変わらず40KT程の強風で、さらにサーマルも小さくなりつつあり苦しかった。
獲得高度50mで着陸。














2013/04/28

27日にさっぱり上がれない動画を撮ったが先輩からアドバイスをもらった。
旋回率が一定でないから上がらないので、ラダーで回して景色の流れる速度を一定にするとよいと言われたので試してみた。
ASW24で100km/h、45~60°バンクで言われたように旋回したところ確かによく上がって久々に空域上限の750mまで到達した。
風が強く流されすぎたので戻ったが、巡航が全くうまくいかず降りてしまった。
その後もASW24やSZD-51-1で何発か飛んだが流されてからの巡航がなかなかうまくいかず滞空できなかった。
明日は高気圧の影響で今日ほどトップも高くないが、Juniorで上がる練習ができると思う。

2013/04/29

11時過ぎにJuniorで周回タスクに出撃するがトップ500mもなく粘るに粘れず着陸。再出撃するが爆沈。GPSばかり見ていて上空の機体を見落としていたのが良くなかった。

15時にJuniorで合宿最後の出撃。
バンク角45°で綺麗に回ることをとにかく念頭に置き、急激なセンタリングをしないよう心がけて飛んだ。ヒューズ切れで離脱320mだったもののランウェイ上空でヒットし(そもそもサーマルがないとヒューズが切れない)650mまで上げきって一緒に回っていた機体と同じ方向にブレイク。
だが残念なことに両方共下手だったのでまともに巡航できず3km移動する間に200m失高してしまった。L/Dで言うと15
その後はひたすら移動してサーマルを見つけては回るがなかなか上昇できない。ウインチ上空で回り、曳航前にどいて曳航終了したら戻ることを繰り返して300m~400mを上下する。
低高度で延々高G旋回をしていたので腕と足(Juniorのラダーは固い)がしびれてきて力尽きると同時にサーマルを外して着陸。0+45
GPSログ

浮けない病は治ってきた気がする

4月合宿の飛行時間 4+33

2013年4月18日木曜日

フライトコンピュータ関連

ASW24に7インチタブレットをマウント

そろそろ(腕はともかく)遠出することを考えだすシーズンですので、航法を支援するフライトコンピュータを紹介しようと思います。
今試しているのはXCSoarというAndroidアプリで、7インチタブレットとbluetooth接続のGPSで動作するので上の写真のようにキャノピーにマウントして試しています。ASW24の計器盤は小さく、どうしても計器が隠れるので機械式バリオが隠れてしまいます…オーディオバリオしか使わないので問題ないといえばないのですが。

XCSoarのいいところは有志の手により翻訳が進んでおり、アプリのUIはもちろんマニュアルまで日本語化されており読みやすいところです。
地図やウェイポイント、タスクはwebサービスやseeyouを使って自分で作成する必要がありますので少し面倒です。

液晶付きで地形が表示されるGPSはGarmin eTrex30を所有していますが、電源がたまに勝手に落ちる、気圧高度がトラックファイルに記録されない、登山用のため飛行機には使いにくいなど不便な点が多くもっぱら地図表示用です。

これらの問題を解決する次期導入予定の機材はCOLIBRIⅡが候補です。
今使っているlxnav nanoと比較してもサイズは小さいままなので視界の邪魔をせず、フライトコンピュータとして十分な機能を備えています。
機能は、
・オーディオバリオ
・サーマルアシスト
・シリアル通信(Bluetoothではない)
・Seeyouのウェイポイントに対応
・基本的な航法機能。コンパス、旋回点までの距離、対地速度、航跡、風向風速等
・(もちろん)IGC approved

COLIBRIⅡの導入はしばらく先になりそうですが、また使い勝手等レポートしようと思います。

2013年4月13日土曜日

4月体験搭乗合宿

2013/04/13

寒気の流入が予想されトップは1300mの予想だったが、5hなどのタスクに出発する同期を見つつひたすらピスト。結局条件がいいだけに沈下も強く5hは誰も成功しなかった。

13時過ぎにピストを交代してもらいASK21でチェックフライトに出発。
離脱早々2~3m/sのサーマルにヒットし数分で空域上限の750mまで上がり旋回点にグライドを開始するが、さすがに時間制限の10分では到着せず次の人を飛ばすため帰投。

前回の合宿で重心位置が前すぎて問題だったのでトリムバラストを抜き、14時すぎにASW24で出撃。激しい速度抜けの恐怖のウインチ曳航の後、先ほどと同じ場所で、同じくらい強いサーマルで700mまで上がり移動開始するも、サーマルがかなり小さくなっており苦戦する。
60°バンクでやっと入れるようなサーマルで頑張るも着陸。

0+49

トリムバラストを抜いたことで重心が後方に移動し、速度管理が容易で操縦しやすくなった。


2013/04/14

依然寒気は入っているものの逆転層の影響でトップ400~500m程度の一日。当然サーマルもしょぼかった。
ASW24で出撃するも1発目はヒューズ切れで即帰り、2発目は0~1程度のサーマルで粘り11分と浮けない日だった。
ASW24も大分慣れてきて旋回も安定してきたので、天気のいい4月、5月の合宿が楽しみだ。

GoProを借りて動画を撮ってみたがメモリいっぱいで途中で終わってしまった。

GPSログ ゆっくり降りているだけ

0+17



2013年3月30日土曜日

グライダー用天気予報

ライセンスを取る前くらいから、朝起きたら一通りグライダー用の天気予報を考えるという習慣ができました。
だいたい欠かさずに毎朝やっているのですが、まだまだトンチンカンな予報も多いです。

今の天気予報の手順を書いておこうと思います。

いろいろな情報を見て考えるべきは風とサーマルトップと双方の時間変化です。雨予報などは自分でする必要はないので天気予報サイトを見ましょう。

まずウェザブリの友を眺めて概況を頭に入れます。
このサイトは文字で解説があるので、最初から大きく予報を外して無駄なやり直しをせずにすみます。
地上(予報)天気図を前日、当日朝、翌日と眺め、さっきの概況を思い出しつつどのように天気が移り変わるか、気圧配置などを読みます。
重要なのが風ですが、気圧配置から読み取れる風は大局的なものなので、もちろん等圧線が混んでいれば気圧配置通りに吹きますが等圧線が空いていれば局所的な現象で風が吹きます。(例:海陸風)
局所的な現象というのがくせ者で、ベテラン教官が謎の予報をたまに出すのはこれを熟知してるからです。(言い伝えを参照)
寒冷前線が通過しそうな場合は静穏から突然ド強風に変わるので特に注意しましょう。ひどいときは突然20m/s以上吹きます。

風の傾向を考えたら高層予想天気図を見て上空1500m(850hPa)の気温を読みます。気温逓減率が0.7以上ならそれなりに大気が動くとみてよいそうです。

サーマルトップはNOAAでStability time seriesを見ます。ここはそれなりに当たっている気がします。
もちろん露点など調べてエマグラムを元にしてもよいのですがやり方がわからないので結果だけ使います。

ここのサイトによるとサーマルの強さはサーマルトップによって決まるそうです。
サーマルの強さ(kt)=1.2×雲底高度(ft)の千の位の数字-1
最近ブルーサーマルなのでこの辺は積雲が出だすこれから検証してみようと思います。

で、最後にBLIPMAPを見ます。
データの更新が遅いのか知りませんがトンチキな予報をたまに出すのでここだけ見てはしゃぐのは危険です。
風の予報だけは他にいい手段がないので自信がないときはここを頼りにします。たまにGPV気象予報も見ます。
サーマルトップとか強さの予報は初ソロ日和でもない限り基本的にいい感じに出るはずなのでテンションを上げて布団から出ましょう。

滑空場に着いたら、風の実況を調べます。出るのが遅いですがアメダスとかを使いましょう。運良く野焼きや工場の煙があればいい目印になります。
飛ぶ前に風を考えておくのが重要です。
風が弱かったりウインチ曳航が下手だったりすると離脱高度400mがよくあるので離脱地点から2~3km半径以内、時間にして5分以内でサーマルをヒットする必要があります。
地上の暖かそうなところやトリガーから風下に延びているであろうサーマルの列を仮想すれば少しはヒット率が上がるのです。
1つめのサーマルをヒットして600mまで上がってしまえば後はGPSの軌跡を見るとかして上空の風や巡航コースを考えます。ヒットしなかったら撃沈…

長々と書きましたが、上のリンクを全部ブラウザで開いてタブ固定しておけば起きてノパソを開いて次々見るだけなので流れ作業です。
なるべく毎日見て季節の傾向や移り変わりの周期を観察するようにしています。

2013年3月25日月曜日

3月合宿

2013/03/24

一面の曇り空の下ASK21でチェックフライトの後ASW24に3回。
晴れ間がのぞく瞬間だけ滞空機が出るも機材トラブルで出遅れたため滞空できず、その上4機のガグルに突撃したため教官に怒られる(腕立て×20)。
着陸は荒れ荒れで翼端を擦ったり機首を擦ったりした。


0+28 悲しいのでGPSログはなし

2013/03/25

視程不良と雨のため飛ばなかった。
機体の整備をして消耗品を買いだした。


2013/03/26
2013/03/27

疲労がたまっていたのか朝から体がだるい。
操縦も本調子が出るわけもなく全然滞空できなかった。

原因ははっきりしていて、機首の上下に操作が追いつかず、速度を抜いて定常旋回できないのでどんなにサーマルがあっても上がれないのである。
ASW24は操縦のレスポンスがよく素直なので無駄舵に非寛容だと感じた。

26日夕方から高熱が出て寝込む。宿舎で寝倒したまま27日で合宿が終了した。



天気が悪かったり無線が壊れたりいろいろ運が悪かったのもありますが、ASW24に乗り続けてこれだけ滞空できないとなるとこれまで気にしていなかった無駄舵や迷いが浮き彫りにされた感があります。
次はなるべく複座で教官に教えてもらいたいものですが下級生が教官(と複座機)を占有するのはこれからも変わらないので今合宿複座で飛べなかったのは非常に心残りです。

3月合宿の飛行時間 1+08

2013年3月22日金曜日

androidタブレット関連②

秋葉原で色々買ってきました。
12V2.3Ahの鉛蓄電池2つ、12Vスイッチングレギュレータ、ケーブル類です。
スイッチングレギュレータは鉛蓄電池を直列つなぎした24Vから安定して12Vを得るために使います。

買ってきたバッテリーの電圧を測ってみると約12Vだったので、直結してみるときちんと充電出来ました。


充電したてのバッテリーは13Vを超えるので、この方法は使いたくないですね。

スイッチングレギュレータのパーツを一部買い忘れたので、製作の続きはまた今度になりそうです。



2013年3月21日木曜日

androidタブレット関連①

今使っているタブレットはAcerのiconia tab a100という7インチタブレットです。


こういう感じでキャノピーに吸盤でマウントして使います。

特に飛行機用に選定したわけでもないので気圧高度計などの特別な機能はありませんが、bluetoothで外部GPSと接続することで高精度なGPSや気圧高度計が使えます。
XCsoarというアプリでフライトコンピュータにもなります。

ただ問題なのが、バッテリーです。
よく調べずに買ったためUSB給電不可、12V電源で充電するもののコネクタは専用と非常に不便です。
その上バッテリーの持ちも悪くせいぜい4時間といったところです。

なので、外部電源を自作することにします。

まずコネクタはこれが流用できるらしいです。
次は電源です。
ACアダプタを見ると12V1.5Aが必要なようなので、12V鉛蓄電池(グライダーによく使うので充電器がいっぱい転がっている)2つの24Vからスイッチング電源で12Vを作ればよいです。
12V鉛蓄電池と言っても電池の減り具合によって11~13Vくらいの幅があるので少し面倒です。

明日秋葉原で部品をそろえて速攻作ろうと思います。

blog作成

2013/03/21

当ブログ主任飛行士のhibiです。

グライダーで飛んだ記録を主に書きます。
その他フライトに使えるandroidアプリや飛行機系工作も書きます。

今のホームグラウンドは妻沼、搭乗機はASK21 SZD-51-1 ASW24
関宿滑空場でも飛んだことがあります。
今月末に読売加須滑空場に行ってみようかと思います。

2013年の飛行時間 3+23

SZD-51-1