2014年2月22日土曜日

七帝戦

2014/2/21

関宿滑空場で七帝戦が始まった。
七帝はウインチ曳航で離陸し15kmのタスクを二周するという競技で、ASW24で出場した。

21日は北西風が強く、更にほんの少しある+3のサーマル以外はバリオを振り切るくらいの沈下まみれでまともに前進することができなかった。
必死に粘ったが流されて戻ると損なサーマルばかりで、2回で計50分くらい飛んだだけだった。

2014/2/22

1130に出発。1400ftで離脱しすぐに+2で上がって2800feetまで上げ、第一旋回点をクリアした。
その後第二旋回点に向かうが、いつもいいサーマルが出ている市街地がさっぱりで全然サーマルをとらえられず高度がどんどん下がってしまう。
どうしようもないので最初の所に逃げ帰って+2で4000feetまで上がる。この時点で出発から50分経過していたのでやたら無駄な遠回りをしてしまった。
その後はドルフィンフライトで二周してゴールした。途中で旋回点っぽい橋がたくさんあってわけがわからなくなるもGPS頼みの計器航法で到達した。
思ったより長く飛んだので動画が途中でメモリいっぱいで終わってしまった。動画は後日更新

本日の成績
1+36 個人二位

2014年1月11日土曜日

1月合宿

2014/1/11

寒気が入っているのだが逆転層の影響か地上と上空ではかなり風向風速が異なりやりにくかった。
チェックフライトは高度300m以下で回っているときに後席の教官がフルラダーを踏みまくっていて恐ろしかった。W24でこんなことしたら即スピンである。

ASK21で出撃するが条件のいいタイミングを逃してしまいゆっくり降りていくだけだった。ゆっくり回ってみたら速度計で50kmなのに失速しなかったからもしかして速度計がおかしいのかもしれない。
回っているJuniorの上で回るが+0.5しかなかった。舵がやたら重い機体で(エルロンを最後まで倒すには両手が要る)、しかも複座機なので動作が遅くセンタリングがし辛かった。


次の日からは天気が悪く飛ばなかった。
最終日は地上ですら10m超の強風が吹き荒れているのに沈下強くトップ750m程度しかないので悲惨な感じだった。

2013年12月16日月曜日

関東大会



2013/12/16

関東大会のチェックフライト日。
この日はNHKが朝から生放送に来ており、映らないように隅で準備していた。

一日を通して強風で、上空も荒れていた。GPSの画面によると風速40ktくらいあったようだ。
+1.5くらいのサーマルで回るが、3km流されて120mくらいしか上がらなかったので結局損だった。ちなみに流されてからの帰りは180m高度を失った。


明日からは順調に天気が悪化して水木は雪が降るかもしれない。不毛な日が続きそうだ。

2013/12/17

Jr.が壊れたので朝から大急ぎで修理する羽目になった。
直したのはいいけれどひたすらバッタを繰り返す不毛な日だった。

2013/12/18

天気が悪いので機体を組みすらしなかった。
元気にバッタを繰り返す他校を横目に七輪でネギを焼いて過ごした。

2013/12/19

雨。多分明日も雨。

2013/12/20

雨。

2013/12/21

連日の雨でランウェイは泥沼と化し、凍り付いてスケートリンクになっていた。
水たまりの水を排水する壮絶な重労働の末に午後から飛ばし始めたがトップが400mくらいで不毛だった。
バリオが+を指さないので飛行時間4分。

2013/12/22

北風と沈下が強い日だった。
1040にASW24で出撃するがバリオが+を指さず撃沈。

気を取り直して1140に再度出撃。
近くで見つけたサーマルのトップ650mまで上がるが、流されたので戻るうちに550mになってしまう。
回っている機体の上に入って回ったら怒られて減点されてしまった。
ひたすら風上に次のサーマルを探しに行き、-5を振り切る沈下帯を突破して+2で上がる。
下に見える機体がこのあたりから着陸し始める。生け贄を捧げた効果か760mくらいまで上がった。
条件はしぼむ一方だと思ったので風上に突撃するがランウェイから4km北進したところで沈下帯を突破できず戻る。
その後はランウェイ近くのサーマルが消滅しており着陸してしまった。


向かい風に加え沈下がきつく全然前進できなかったが、この後に離陸したよその機体が風上側6kmの旋回点に到達しており流石だった。

2013/12/23

関東大会最終日。この日は飛ばなかった。
コンバージェンスで一瞬上昇気流ができ、10分と持たずに消滅するため一斉にわらわらと着陸してくるという感じの天気だった。十分高高度に居ないと沈下の時間を耐え切れずに着陸してしまう。

結局条件が悪すぎて1人しか得点者が居なかった。こういう時は獲得した高度で順位がつくのでスタンダードクラス準優勝になった…がこんな不毛な天気の時に大会をしてもまともな競技にならなかったのであまり嬉しくない。

2013年11月21日木曜日

11月合宿

2013/11/21

1130にASK21でチェックフライトに出撃。
離脱後に青屋根でヒットし、500mを超えたあたりから急に風が強くなり流される。
750mまで上がって、上がらなくなってきたので風上に戻っていったら結局離脱高度まで落ちてしまった。30分経ったので次に交代して降りる。

その後はASW24に乗ったが全然サーマルに当たらなかった。滑空場の遠くにはいい雲ができているというのに近くは沈下ばかりで不毛な日であった。

2013/11/22

1300にASW24で出撃。勘に従ってランウェイ上空で回ったが撃沈して終わり。後500m前進してたら上がれたようだ。
次の人に交代したらコンバージェンスで爆上がりしていてうらやましかった。

2013/11/23

9時頃からコンバージェンスの影響で結構上昇風があり、デュオディスカスが遠出していた。すぐ行きたかったが教官が渋滞にはまって来られず。
結局ピストチェンジを挟み、1200にASW24で出撃。
近くに野焼きがあったので行くが+0.3で非常に弱く、流されて次のサーマルに行く。
+1くらいで上がる奴だったがそのうち滑走路の直上に来てしまい邪魔なのでどいたら次がなくて撃沈。
日射が弱く大きめの熱源でも1m/s程度のサーマルしかない。コンバージェンスが都合良く近くにないとちっとも遠出できないので運ゲーである。

2013/11/24

天気は順調に悪くなっており朝から高層雲が見えた。
せっかく組んだので一応ASW24で飛んだがどこにも上昇風がないので旋回失速をやって降りた。60度バンクで速度を抜いていくのだがフルラダーを踏まない限りスピンには入らず、バフェットして勝手に回復した。
6月以来ろくにW24に乗っていなかったがちょっとは慣れてきた気がする。

2013/11/27

せっかく機体を組んだので一応飛んだがフォワードスリップの練習をしただけだった。
この日で合宿は終わり。全くもって運が悪く、不毛な日々であった。

2013年11月5日火曜日

耐空検査

2013/11/04








クラブのSZD-51-1 JuniorとASW24の耐空検査整備をした。

Juniorのメンテナンスマニュアルはポーランド語を英語訳したものなのだが、わかりにくい訳がされており解読に苦労した。
挿絵も下手くそでメインギアのブレーキの構造などさっぱりわからない。

水平尾翼のエレベータ取り付け部付近リブ?に何故かクラックが入っており修理するなどした。何であんな所にクラックが入るんだろう?

ASW24は塗装がボロボロだが内部は問題なく、塗り直す金が貯まるまでは使えそうで安心だ。


















Junior胴体の登録記号がかすれていたので塗りなおした。このフォントはジュニアでしか見たことがないが東欧特有なんだろうか。

2013/11/16

耐空検査員を呼んで耐空検査をした。
耐空検査書類はネ申Excel仕事の結晶のようなもので、様式にうるさいのでとても面倒くさい。
(ネ申Excelについてはこちら→pdf

事前に書類をPDFで送っていたのだが印刷してみると案の定山ほど様式にミスが見つかり、最初から手書きのほうが早いんじゃないかと思いつつ慌てて直したりした。
伝統的に書類というのはファイルに挟むことで完成するので、正式には穴を開けて閉じないといけないらしい。一枚ずつクリアファイルに挟むのは誤り。

Juniorの塗装が乾いていたが、水性スプレーなので塗膜が弱く爪で取れてしまう…

2013年10月30日水曜日

IGCファイルの解析

最近大会でGPSが使われだしたが、採点作業がやたら大変だった。
なのでC言語の勉強のついでにIGCファイルを解析するプログラムを書いてみることにした。
六大戦のGPSトラックもたくさんあるし、流行のビッグデータという奴だ。

IGCファイルの構造


ALXNNM9FLIGHT:1HFDTE130913HFFXA015HFPLTPILOTINCHARGE:MASAHIRO_HIBIHFGTYGLIDERTYPE:SZD_51HFGIDGLIDERID:JA2492HFDTM100GPSDATUM:WGS-1984HFRFWFIRMWAREVERSION:1.8HFRHWHARDWAREVERSION:2.2HFFTYFRTYPE:LXNAVIGATION,LX_Colibri_IIHFGPS:GlobalTopPA6B,66ch,max18000mHFPRSPRESSALTSENSOR:INTERSEMA,MS5607,max8000mHFCIDCOMPETITIONID:UTHFCCLCOMPETITIONCLASS:STANDARDI023638FXA3941ENLC1309130119451309130001-2C0000000N00000000EC0000000N00000000EF013052112306031619221307270118LLXNORIGIN0126163612972N13924756EB0126163612972N13924756EA-000900027006032B0126313612972N13924756EA-000900027006032B0126463612972N13924756EA-000900027006032B0127013612972N13924756EA-000900027006032B0127163612972N13924756EA-000900027006032........

実際にIGCファイルを開くとこのようになっている。
最初はパイロットや機体の情報等が載っている。
重要なのはBから始まる行で、Bから始まる行はフライトのログである。
コンマを入れてデータごとに区切る。

B,012716,3612972N,13924756E,A,-0009,00027,006032

B :フライトログの行であることを示す
012716 :UTCで01時27分16秒
3612972N :北緯36度12.972分
13924756E :東経139度24.756分
A :正しく高度が記録されていることを示す
-0009 :気圧高度
00027 :GPS高度

このフォーマットに従って行ごとに1つのプロットが記録される。読み出しは一行ごとに行い、分割してデータを取り出すことになる。

距離計算

GPSロガーはWGS84地球楕円体を用いた緯度経度を記録しているので、簡便に球座標で済まそうとすると誤差が避けられない。
計算した結果100m未満程度の違いが出るが問題になるほどではないので簡単な球座標を使うことにする。

計算式

同じページに方位計算式も載っているが、進路の方位を計算するには誤差が大きすぎて使えなさそうだ。

高度

気圧高度計の高度を使うので当然地上気圧に左右される。
大会でよく使われているのが離陸直前の高度を使って補正する方法なのでプロットの高度差分が一定値を超えたら離陸とし、その前の高度を地上高度とみなし離陸地点の標高を使って補正する。

聞く所によると昔、離脱後即旋回点に突撃して地面効果を使って帰ってくるようなフライトがあったため大会では最低高度が規定されている。滑空場上空100mから起算して1km当たり40mのすり鉢を割っていないかも判定する。

空域判定

いつも飛んでいる妻沼滑空場は、フライトプランを出さない場合の9km半径の空域だけでなく、(大会では)上限高度と飛行区域が定められている。普通はライセンスを持っている人はVFRで飛べば良い。

円が9km、A空域は上限4500FT、B空域は3500FT

普通の大会では面倒なのでフライトプランを出さない9km圏内のフライトがメインである。なのでAB空域かつ9km以内にプロットがないか、主に滑空場南西側を確認すれば良い。
空域判定アルゴリズムはエリアの外の点からプロットに引いた線分とエリア境界の交点の数で判定する。奇数ならエリア内、偶数ならエリア外なので判定ができる。

写真判定をしていた時代の名残からか旋回点クリア高度も決められている。
旋回点セクター内で600mを切ったら減点がつくことになっている。
これも同じようなアルゴリズムで判定する。今は90度の扇型だが将来は半径1kmのシリンダーになるらしい。

サーマル旋回の検出

一分の間300mの範囲内にとどまっていたら旋回しているものと見なすことにする。
一分ごとの位置と高度がわかるので、差分を取って旋回開始高度と終了高度を検出する。
これを利用して平均上昇率や風向風速を推定することができる。

GoogleMapで表示

このウェブサイトでアップロードして表示できる。
http://ctateha.webcrow.jp/work/igcparse/index.html

2013年10月6日日曜日

板倉滑空場

2013/10/06

板倉滑空場に行って来た。

土曜は一日雨で、日曜も曇り時々雨予報だったが雨はふらなかった。
到着した頃には雲底が1000FT程度で、昼過ぎまで待っていると雲が減ってきてなんとか2000FTくらいまで飛べるようにはなったのでTwin2で出発。

雲の切れ間を縫って曳航され、2000FTで離脱した後は教官の説明を聞きながら遊覧飛行。
さすがにオーバーキャストなので日射がしょぼく、わずかに日差しが指しているところでも2~4ktが半周程度とダメだった。
初めてのTwin2で速度計とバリオはノットだし高度はフィートだし舵はやたら重いし変だった。
80km・30度バンクくらいでバフェットするのでよくわからない。ダイブブレーキのレバーが見た目の2倍くらい引けてびっくりした。

教官に誘われて、最初はアウトランディングの下見気分で行ったのだが…
2000FTで離脱した20分のフライトで13000円以上も請求されて損な気がしたので入会してきた。会員価格は約半額なのである。
悪質な勧誘に引っかかった気がするが、一日索付けとか翼端とかをすると1発タダになるらしいのでこれから通おうと思う。
とりあえずクラブ機で滞空すると凄いことになるのは覚えた。(100円/分)